三十郎 一刀両断
2004

拙者が2004年に観た映画の五段階評価でござる。
今年は久々にちょっと観れたかな?

三十郎ベスト 3 2004
ベスト3の下に2004年に観た映画の評価を載せています。
タ イ ト ル 星 数 コ メ ン ト
隠し剣 鬼の爪 ☆☆☆☆☆ 観おわった後になんともいえないほど心が温まる。そしてその感覚をこの映画のラストを思い出すだけでいつでも思い出すことが出来る映画。日本人にしかわからない感覚なのかもしれないものを巧みに山田監督は描いたんだと思う。すばらしいというより素敵な映画。時代劇だけど、カップルで観るといい映画だと思う。わしは2回観に行って1回目は1人で、2回目は嫁さん誘っていった。嫁は「ハウルよりこっちの方がよかった」といっていた。
スクール・オブ・ロック ☆☆☆☆☆ ジャック・ブラックという僕のお気に入りのコメディアンさんの映画。これがまたいいんだ!なんだかキンダーガートゥン・コップを思い出した。スタンダードな形の映画だけどこれまた心温まるよ〜。
スパイダーマン2 ☆☆☆☆ ヒーロー物なのにドラマも十分よい上に風刺まで入っていて質の高い映画でした。でも映像の迫力とかはばっちり!ドクター・オクトパスなんてキャラクター出てくるだけで恐怖感があったもんね。エンターテイメントたるや何かを知っている人がしっかり作ったっていう感じの映画でした。さすがサム・ライミ!!


 2004年に観た作品達 
タ イ ト ル 星 数 コ メ ン ト
Mr.インクレディブル ☆☆☆ 「アイアン・ジャイアント」を撮ったブラッド・バード監督ということで期待して観に行ったがピクサーになるとこんなもんかって感じ。でも面白いし、笑えるんだけどね。でも、でもやっぱり盛り込みすぎて魅力的なキャラクターをいっぱい登場させているのにそのキャラクターたちが十分に自分の個性を語れていないのはなんとももったいなく思った。…ところで一番笑えるのはこの作品の中で悪役として登場するシンドローム。くり〜むしちゅ〜の有田がモデルとしか思えない風貌!!!キャラクターもかぶっている感じで出てくるたびに笑いがこみ上げてたまらんかった。…スターウォーズのシーンがやたら出てきたのはなぜ?
ハウルの動く城 ☆☆☆、5 短い2時間ちょっとだった。楽しい映画だった。でも…世界配給の配給元に気を使ったのかサービスも過ぎていて監督はこの映画を作るのにしんどかったんじゃないかなと思った。これは観れば感じられると思う。でも!描かれている世界は相変わらず深いし考えさせられるよ。
海猫 ☆☆ 森田芳光監督は大好きだけど、この映画は生理的に受け付けられなかった。でも映画的にもどうなのかなかぁ…。どろどろしすぎてて現実感がなかったなぁ。
隠し剣 鬼の爪 ☆☆☆☆☆ 今年はNo.1は「スクール・オブ・ロック」で決まりだと思っていたが…。この映画はいい…なんと「たそがれ清兵衛」よりいい。山田洋次監督の時代劇のスタイルが出来上がったなぁと感じた。いつまでもこの映画が続いてほしいと思いながら観た。エンドロールが悔しかったこと。とにかく観てください。正直、松たか子はどちらかというと嫌いな女優だったんだけど、この映画は違う。なんて綺麗なんだと思って観た。たぶん雰囲気まで演出されてて、雰囲気まで撮影しているからだと思う。はっきり言って惚れたって感じ。…そういえば「たそがれ…」の宮沢りえもよかったなぁ。永瀬正敏は言うまでもなくって感じ。すばらしかった。日本映画は世界最先端だね。間違いない!(もうちょっと古い感じ)。もちろんわしが日本人っていう贔屓目もあるんだろうけど。必見!必見!秘剣?
デビルマン ☆、5 TVで今やってる実写ヒーロー物の映画版のような映像。耐え難いのはその映像の軽さ…。まいった。でも、原作には忠実なところがあったから少し点を付けましょう。
シュレック 2 なんだこれ?前作があんなに良かったのに…。1が良過ぎたから要望があって仕方なく2を作ったんだろうね。1ではドリームワークスの3DGもやるもんだと思っていたけど、ピクサーみたいにヒット作を続ける力はないみたいだね。次の作品もニモのまねみたいな作品だし…。期待して損した。
スパイダーマン2 ☆☆☆☆ いやー面白かった。スーパーマン2のスパイダーマンバージョンみたいな映画だけど、脚本がいいのと、演出がいい。特に抜群の緊迫感はさすが「死霊のはらわた」の監督サム・ライミ!とうなります。ドック・オックは身の毛もよだつほど怖い風貌です(わしにとって)。"マスメディアより民衆の方が本質を知っているんだよ"なんていう感じの風刺も入ってていい。この夏必見ですな。
自転車でいこう うーん。これは星をつけずにおこう。いろいろな捉え方がるとおもいますから…。
僕はこの映画好きです。
海猿 ☆☆、5 呉ロケなので、贔屓目につけてもこの星数かなぁ。なんもかんも中途半端な映画だったなぁ。広島なのに広島弁ぜんぜん出てこんし…。でも、キャストの仲の良さというか雰囲気の良さは十二分に伝わってきて楽しい気分になるし、男の生尻フェチの方にはこの上ない映画かも。
ビッグ・フィッシュ ☆☆☆ ティム・バートン監督の匂いが味わえるのはとても幸せなんだけど…。スリーピー・ホロウ以来いまいちパッとしないなぁ。やっぱりこの監督はB級映画資金で噛り付くように映画作っている方が研ぎ澄まされているんだろうね。もう1度シザー・ハンズの感動が欲しい…。でも、物語や、映画の質としては平均点ゆうにあるよ。監督が彼だから少し辛目なだけ。素敵な話だった。楽しかったし感動した。…でも、こういう優しい嘘の話だったから質が違うけど「スモーク」と比べちゃった。「スモーク」に勝てないという点でも☆数少な目!
スクール・オブ・ロック ☆☆☆☆☆ 5つ星つけちゃった!楽しかった!話の形はスタンダードな形だし、ジャック・ブラックのサービス過剰気味を差し引いても十分いい。何より画面から役者が楽しんでいるのが伝わってくる。それがとってもいい。大好きだな〜こういう映画。すっごくお勧めなんだけど、上映期間は短いだろうから早く行かなきゃ!しかしジャック・ブラックの歌唱力にはたまげた。すごい!
レジェンド・オブ・メキシコ ☆☆☆ ロバート・ロドリゲス監督の映画って漫画みたいでいいわー。最高!。「エル・マリアッチ」シリーズって果てしなく続いてほしいな。でも、えげつなさ過ぎるから☆みっつ。ジョニー・デップ&アントニオ・バンデラスかっこよすぎる。そして自分の姿を鏡で眺めて失望しました。しかし、ミッキー・ロークやウォレム・デフォーや超大物出てたねー。そしていい味出してたねー。ミッキー・ロークはあんなに老けちゃったのかな?それともあれはメイク?。それが疑問。
ラブ・アクチュアリー ☆☆☆、7 これは良かった。最近重い映画山盛りの中にあってずっと微笑んで観れた。恋人同士で観に行くととってもいい映画だろうね。多主人公映画で、ロバート・アルトマンという監督の映画っぽいと思って観ていたら、やっぱり、アルトマンの「フォー・ウエディング」というこれもヒュー・グラントが出演した映画の脚本を手がけた監督らしいね。多主人公映画は一人一人を把握するのが最初はしんどかったりするけど、それぞれの絡み合いがわかってくると楽しくてしょうがなくなる。お勧め!。これを気に入ったら、是非ビデオで「プレタポルテ」をごらんあれ!。
ロード・オブ・ザ・リング
王の帰還
☆☆☆ 面白いことは面白い。しかし長い!。そして話がぽんぽん進んでじっくり観れない、落ち着かない感じで観た。アカデミー賞をとるほどの作品とは思えないんだけどな〜。やっぱりアカデミーには順番とかあるんだろうね。そういうしがらみがない時に「アメリカン・ビューティー」とか本当に優れた映画がとるんでしょう。
でも、面白いことは面白い。何度も書くな?。
半落ち ☆☆、5 期待しすぎたかな〜って感じ。話が思ったより安易。役者さん一人一人の演技はすごい映画。柴田恭平ってあんなに演技できたっけ?。びっくりした。
ラスト・サムライ ☆☆☆☆ 観ながらダニエル・デイ・ルイスの「ラスト・オブ・モヒカン」をとっても思い出していた。
しかし泣いた…何回も…。とってもいい映画だった。前半部分の不自然さはまあちょっと鼻につくけど、トム・クルーズと渡辺謙の演技はすごい!。エンドロールでは渡辺謙の方が順番が上に来ていたから主役は渡辺謙なんだろうけど、アカデミー賞のノミネートは助演男優賞とはこれいかに??。小雪もいい女優さんだの〜。真田広之は言うまでもない。ぜひ皆さん観てください。
しかし、ハリウッド映画ってタイミングがよすぎるよね。ニューヨークテロ前の夏には「パールハーバー」が公開されたし、今回自衛隊イラク派遣前にこの映画。なんだか政治がらみがあるような臭いがするけど、映画の質としてはたいしたものです。天皇を描いた点でも画期的なんじゃないかな。


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