三十郎 一刀両断
2005

拙者が2005年に観た映画の五段階評価でござる。
今年はそれなりに観れたような気がしていて満足でござる。

三十郎ベスト 3 2005
ベスト3の下に2005年に観た映画の評価を載せています。
タ イ ト ル 星 数 コ メ ン ト
コープス・ブライド ☆☆☆☆ この映画が一番楽しかった。ティム・バートン監督の何でもありの映画って大好き!気味が悪い映像ばかりなんだけど、映画が終る頃にはそれらに感情移入してるんよねぇ。それってすごくないですか?
ちなみに、年賀状には2005のナンバー1は「ヒナゴン」と書きましたが、本当はこれがそうです。…だって年賀状に「去年のナンバー1映画は『コープス・ブライド』(死者の結婚)です!」なんて書けないでしょ!
ヒナゴン ☆☆☆☆ これは身の丈を知っている映画で良かった。変に気張り過ぎないから観ていてとても心地よかった。ご当地映画だというのもポイントが高くなっているです。広島がすきなんですねぇ。拙者!
ミリオンダラー・ベイビー ☆☆☆☆ ぐっと来ましたね。ラストシーンを思い出すだけで胸を締め付けられる思いが心からにじみ出て来るところからして普通の映画ではないのでしょう。重たいテーマですが、さすがクリント・イーストウッド監督!と唸らせる一本です!


 2005年に観た作品 
タ イ ト ル 星 数 コ メ ン ト
男たちの大和 ☆☆☆ 制作費をかければそれなりの映画が撮れるということがこの映画で証明されましたね。なかなかの映画でした。たくさん泣きました。構成はいたってスタンダードで始まった瞬間からある程度結末がわかるような映画だけど、伝えたいメッセージがすごく前面に出ているというわけではなく、その点で評価できます。誰が精神を伝えてゆくかということなのでしょうね。…しかし主人公の出身が阿賀というのはなんとも感慨深かった。バス停からバスに乗って大和に出発して行くのだけれど、乗り込むバス停が「阿賀中央海岸通り」でした。
コープス・ブライド ☆☆☆☆ 久々のティム・バートン監督・制作のクレイアニメということで大期待して観たんだけど、期待通りでした。「やっぱこの監督の作品はこうでなきゃっ!」と思わせる作品でした。遠慮がないし、話もなんともいい!!本当なら子どもと一緒に観たいような話なんだけど、この絵がらでは小さいうちは見せられないけど、うちにDVDでもおいておけば、絶対好きになりそう。そういう意味では「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」もそういう映画かな。声優がジョニー・デップとヘレナ・ボナム=カーターというのもティムの映画の定番の役者が今回も出ていますという感じでよかった(ヘレナ・ボナム=カーターはティム・バートンの奥さんだったっけ?)。でもこの2人が声優であることを意識するような場面はなかったんだけどね。
しかし素敵な映画でした。ラストシーンではジーンときた。泣くかと思った。。。
チャーリーとチョコレート工場 ☆☆、5 うーん。なんだろう。ティム・バートンの臭いには違いないんだが何だか切れが足りないんだよねぇ。期待しすぎているのかなぁ。最近は「スリーピィ・ホロー」以来彼の映画を観た後すぐに良かったと思ったことがないなぁ。「シザーハンズ」や「エド・ウッド」、「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」の時のようなセンセーショナルな後味っていうのはもう味わうことが出来ないのかなぁ。…でも、この映画はチョコレートの味なら画像から十二分に味わうことが出来ますね。でも「ビッグ・フィッシュ」は観終わってから2週間位して後味が良くなってきたことを考えるとそれくらい待ってみても良いのかもしれないな。ブラックジョークがお好きな方にはお勧めです。結構笑えます。
…しかしお父さん役の人はクリストファー・リーという人はもはやスター・ウオーズの暗黒卿のドゥークー伯爵にしか見えない…。
アイランド ☆☆ 予想を裏切らない展開はまったくはらはら感がなくて「誰がこれを見て楽しむんだろう?」って思っちゃったけど、まあ普通に考えると、普通の娯楽作って感じでそれなりに楽しめるのかなと思って、星2つにした。でも…「突っ込みどころが多すぎてみててさめちゃうよなぁ。」って感じ。まあマイケル・ベイの映画だからこんなもんか。諦めなきゃね。でも…一番許せないのはスター・ウォーズライクなシーンが沢山出てくること。意識して作ったんだろうねぇ。
マラソン ☆☆☆ 自閉症のことを本当によく知ってほしいという気持ちがにじみ出ている映画だった。主人公や映画の作り方が自閉症に対する正確な知識であふれています。是非ご覧になってください。ただし…ドラマは日本人の国民性にはあわないかなと思うところもありますが…。
スター・ウォーズ
エピソード3
シスの復讐
☆☆☆☆ いや〜。面白かった!!!!何で結末がわかっているのにこんなに面白いんだろう????今までのシリーズの中で一番ライトセーバーでの対決シーンが多いんじゃないかな!またその対決がドキドキするんだ。。。。。エンターテイメント度抜群です!多分前作を観ていなくても十分楽しめる息もつかせぬ展開です。また、技術の進歩かエピソード1・2では浮いて見えていたCGと実写の合成がまったく気にならなくなったので、その点で現実に戻されることもなくなり、ほんっと楽しんで観れました。この夏これは絶対に観ておきましょう!!…ちなみに、映画のエンドロールがながれている時に携帯光らせて余韻に浸りたい気分を害する人が必ず居るものですが、今回もいて、その人は携帯を光らせて走って会場から出て行きました。まるでライトサーバーをもったジェダイが走ってゆくようで思わず笑ってしまいました。こんな光景をほのぼのとさせる「スター・ウォーズ」・・・恐るべし・・・・・・・・・!!!!!?
ヒナゴン ☆☆☆☆ なんて言っていいんだろう。身の丈を知っている映画作りというか。なんとも良かった。同じ広島が舞台の映画でも、広島弁が出てこない「海…」とかいう映画より100倍は良かった。役者が使う広島弁はどことなくそれって正しい?っていう感じだけど、そんなことはたいしたことではなく、何が描きたくて、どういう映画作りをしているかが重要なのであって、最近のあさ〜〜〜〜〜〜〜〜いなんとかっていうような中央のTV局が作る身の丈をわきまえない日本映画たちに一石を投じているようにも思えた。その点RCCはえらい!!。この映画のバックグラウンドは日本のどこにでもある田舎なのだと思いました。田舎くささがにじみ出ている。井川遥さんという綺麗どころを使っていながら、ズボンにすけるパンティーラインをはばからない映像の選択はまさに田舎娘を描いていた。田舎といわれるところになら日本中どこにでもある事柄をリアルに描く一方、それと対比させるように超非現実的なヒナゴン。…いい。なんともいい。期待を裏切らない娯楽性もよかった。ほんと素敵な映画でした。
ミリオンダラー・ベイビー ☆☆☆☆ 2005年になってやっと映画を観た。
何でこんなテーマの映画なのに、観終わった後にこんなに暖かい気持ちになるのだろう…。生や死や自分を取り巻くすべてについてなんとなく考えてしまう映画でした。久々に観たハリウッドの良作でした。


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