三十郎 一刀両断
2007

拙者が2007年に観た映画の五段階評価でござる。
けっこうたくさん観れたし良質なものが多かったでござる。

三十郎ベスト 3 2007
ベスト3の下に2007年に観た映画の評価を載せています。
タ イ ト ル 星 数 コ メ ン ト
天然コケッコー ☆☆☆☆ ごらんの通り点数的には「めがね」よりも下です。でもなぜか1位です。その点数を埋めて余りある余韻と、ストーリーと映画のクオリティー。
こんなさりげないく青春と地域の人とのつながりを描いた映画を観たことがない。僕が思い出してふと観たくなる映画の1本になったはずです。
キネマ旬報の年間ランキング2位でしたね。1位は「それでもボクはやってない」でしたね。これも「うーん。。。」と考えさせられる秀作だった。
めがね ☆☆☆☆☆☆ 疲れた時、自信がなくなった時に観る映画になると思います。
サウスバウンド ☆☆☆☆、6 これも自信が揺らいだ観ると「わが道を行けばいい」と励ましてくれる映画だと思います。
原作も良かったけど、映画は映画でオリジナルって感じでいいです。
2007年は後半物凄く恵まれた年でした。

三十郎ラズベリー
2007年に観た最低映画です。
タ イ ト ル 星 数 コ メ ン ト
パイレーツ・オブ・カリビアン
ワールド・エンド
☆☆ 0の☆数の映画もあったのだけれども、どう考えても2007年の期待を一番裏切った映画はこれ。
「デッドマンズ・チェスト」であれだけ種をまいておいて、まとめなければならない3作目でアジアへハリウッドが媚を売るためにチョウ・ユンファを無理やり使って2作目で期待させたキャラクターの躍動の場を完全に奪って無理やりまとめるなんて・・・。最悪でした。
あとはベクシルハッピー・フィートとか蒼き狼・・・時間の無駄映画も多くあったな。

 2007年に観た作品 
タ イ ト ル 星 数 コ メ ン ト
スマイル
聖夜の奇跡
☆☆☆ 去年のうっちゃん監督のピーナッツといい、この陣内孝則さん監督のこの映画といいこういうコテコテの映画はいい!!シンプルでとってもいい!!ただ・・・ヤッパリ出演者ありきのストーリー展開を入れたり、監督のこだわりが強く出すぎたり、フィルムのつなぎに雑さがなくってもっと作り上げられていたらもっといい映画になったはずなのに。。。。そこが残念。でもマルチタレントではなくて監督だけでやったら陣内さんは凄いかもね。
転々 ☆☆☆☆ 今年のワーストドレッサー賞はこの映画の三浦友和に決定ですね。
しかし。。。何でこんな面白い映画が撮れるんだろう???そして・・・・普通カレーを食べる場面でこんなに泣けんでしょう・・・・感動しました。
椿三十郎 ☆☆ そこそこ楽しめたし、松山ケンイチさんの演技は良かったと思うけど。。。やっぱりオリジナルがでかすぎるし、織田裕二さんの三船敏郎風演技はどう考えても納得できないしそうする必要性がなく織田風の三十郎でいいはずなのに・・・。
職人森田芳光監督にしては珍しくイマイチ。
「用心棒」のリメイクで名誉挽回してくれないかな。こちらは桑畑三十郎だからね〜♪
ミッドナイト・イーグル ☆☆☆ この映画は期待をせずに観たんだけど、「ホワイトアウト」みたいなダイハード的な映画だと思っていた。でも・・・出来るだけ生身の人間であることを大切にして作った映画で完成度が高くてとても感動した!
てれすこ これだけの豪華キャストを使ってよくもまぁこんな駄作を。。。ほろっと来たし、ストーリーもよく出てきたエピソードをまとめ上げたなと感心するところもあったのだけれども、まぁ。。。駄作でしょう。喜劇なのにイマイチ笑えないというのは致命的なんじゃないかな?「舞妓Haaaan!」を見習いなさい!!
ALWAYS
続・三丁目の夕日
☆☆☆☆ この映画は映像が凄い!でも・・・この観客を引き込む演出も凄い!!!映画館なのに手をたたいて笑ってしまった。。。恥ずかしかった。そんなことしたこと過去にあったっけ??でもそれだけ引き込んでくれます。2作目なので、新鮮さが落ちている上に大体の落ちが見えているにもかかわらず、これだけ魅せてくれる技術というのは凄いと思った。わかりやすい過剰演出はなくてもいいかなと思ったけど・・・。でも・・泣けまっせ〜。おすすめでっせ〜!!今日本映画は復活しましたぜ〜!!
しかし子どもたち・・・大きくなりすぎでねぇの??もう次作は無理だな。。。
オリヲン座からの招待状 これも評価するまい。妻が誕生日プレゼントに鑑賞券をくれました。思い出に残るプレゼントになりました。
象の背中 ☆☆ 天才秋元康さんの脚本なので、そつはないけど、現代の日本の家族像としてハッピーすぎてリアリティーに欠けて泣けたけど感情移入出来なかった。何の為に撮ったんだろう?でも・・・今井美紀さんの演技はいい。。
そして・・・超好みの井川遥さんが出ていて嬉しかった・・が、ぽっちゃり加減が過ぎていて少し引いた・・・。でも・・好みじゃわぁ。
自虐の詩 ☆☆ まぁなかなか笑わせてもらった。「西陽が貧乏くさっ!!」には大爆笑したな。西田敏行さんが最近いいわぁ。
でも何のために撮ったんでしょうねぇ。この映画?監督の苦労がにじみ出ていた・・・。
白い船 ☆☆☆ 作品が終った後、一体何を訴えたかったのか?などと考えてしまったのだけれども。多分そんなの問題ではないのでしょう。ほぼ実話で願えば叶えられるを地で行った子どもたちと先生の話だし、シンプルに伝統の中で生きている人たちの尊さをとても感じた。
島根に帰りたくなっちゃった。
ロケ地は僕の父親の出身地今はなき島根の平田市(現在出雲市に合併)。それを考えても感慨深い映画だった。
それと・・・僕の後輩のサヨがエキストラだけどわんさか出ていて嬉しかった!!
天然コケッコー ☆☆☆☆ 時間のゆったり流れるいい話だった〜。いつまでも観ていたいというより眺めていたいという気分になれる映画でした。登場人物の背景設定などもしっかりしていて、ぶれない良作です。本当に最近の日本映画はいい!!
ちなみにこの映画のロケ地は島根の浜田市!!今年カープを引退した佐々岡投手の出身地です。夏は広島の植民地とも言われています(海水浴客でごった返す)。言葉は出雲弁と広島弁を足して割ったような石見(いわみ)弁。ここちよかった〜♪
砂の器 これは評価するまい・・。とても優れた映画です。そして島根を懐かしむのに十分ですね。中学校以来見ました。
緒方拳氏が出雲弁をバリバリ喋ってくれるのはとっても嬉しかった。
サウスバウンド ☆☆☆☆、6 「めがね」に続いて・・今年2回観た映画の2つ目。やっぱり森田芳光監督は只者ではないね。2回見ても魅力にあふれている。ファンタジーと現実の入り混じった世界。凄くいい。
僕はこの映画を観て励まされた気がしました。
スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ ☆☆ 途中までは面白かったんだけどね・・・。「用心棒」「荒野の用心棒」ベースだというのはわかるんだけど。。。伊藤英明さんが適任じゃないし、剣と銃の対決がそう終るのは日本人の感性からすると・・・・どうなん??って思っちゃう。
めがね ☆☆☆☆☆☆ キャッチフレーズは「何が自由か、知っている」だけど・・・それは興行成績を上げる為の営業フレーズなのでしょう。この作品はもっと深くてシンプル。
僕の人生に「かもめ食堂」に次いで多大な影響を与えることでしょう。。。
包帯クラブ ☆☆☆☆、5 でた。とうとう出てしまった。。。「トリック」で堤監督は超有能であることはきいていたが・・・。ここまでとは。「包帯一本で世界が変わったら・・・めっけもんや〜!!!」ってこの作品が「めっけもん」じゃ〜!!!
久々にエンドロールが出てきてほしくない!ずっと続いてほしい!!!と願った作品だった!
最近コップで手首を切ってしまったあ・な・た。主人公とこの点で全く一致しているので観とき。後悔は絶対しないから!!!
タクシー4 もう作らんでいいじゃろ。ポリスアカデミーがマホーニが居なくなっても続いていたっていう雰囲気だ。1・2の面白さからはもう程遠い。。面白かったのに・・・。もうやめんさい。。。。
ハリー・ポッター
と不死鳥の騎士団
☆☆ 劇場で観たのは第1作目以来でした。子供向け映画という印象がありましたが、大人の観賞にも若干耐えられるようなつくりになっていたけど、あまりワクワクしないんですよね〜。なんだか・・・。間が飛んでしまった性もあって流もわからないし・・・。間の作品を観れば楽しめるのだろうと思って観た。でも映画なんだからそれ1本でもある程度楽しめる工夫がほしいなと思った。でも・・・原作は優れているのでしょうねぇ。
ラッシュアワー3 ☆☆、5 お気楽・極楽な映画で安心して楽しめました〜♪ジャッキーもクリス・タッカーも大好きなので結構満足しました。
でも・・・後ろの席のカップルがやたら映画中に喋ってむかついたぜ〜。。。エンドロール中はずっと喋っていたのでさすがに「エンドロール中は観た映画の気分を満喫したい人もいるんよ。あんなに喋べっとっちゃぁいけんよ。。。」と伝えてしまいました。。。
デス・プルーフ
inグラインドハウス
☆☆☆、5 久しぶりに観たタランティーノ監督映画!!えげつないので全くお勧めは出来ないし、「パルプ・フィクション」のようにファッショナブルでもないので嫌う人は多いだろうが・・・。面白かった。久々にタランティーのらしい映画を観た。好き勝手やったって感じ。笑った笑った。「ジャッキー・ブラウン」以後タランティーノ映画は諦めていたけど、復活という感じでとても嬉しかった!!
でも・・・全くお勧め出来ませんよ〜!!!
それゆけ!アンパンマン
シャボン玉のプルン
同時上映
ホラーマンとホラ・ホラコ
☆☆☆ 日本アニメって何でこんなに感動させてくれるんだろう。良かった。そして娘の映画館デビュー作品でした!記念の作品になりました。
でも観ていて・・・「なんで米じゃなくてパンなん?ハクマイマンを是非!!」とずっと思って観ていた日本男児三十郎なのでありました。
Life 天国で君に逢えたら ☆☆☆ 大沢たかお氏の演技はいつも通りだけど、ヨット頑張ったんだろうね。その努力にまずは加点!!でも、それだけというわけではなくて、ストーリーもなかなかでとても前向きになれる映画で観ておいて良かった!!そして伊藤美咲さんの演技はうまい!(映画終了までわしは中山美穂ってこんなにまだ若々しいんだと勘違いしていてエンドロールで気付いたのですが・・・)
良い作品です。お勧め!
オーシャンズ13 ☆☆☆、5 この映画面白いんだ〜。。。11・12も観ておくんだった。。。これから観よう。ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピットの魅力前回じゃん。マット・デイモンも良かった。久しぶりに見たエレン・バーキンがあまりにも老けていてビックリしたけど。。。。綺麗だったのに・・・。しかし良いわぁこういう観ていて安心安全なストーリー展開の映画!!
ベクシル 2077日本鎖国 くだらん。。。。何のために作ったんだ?娯楽作にしてもストーリーにせよ画像にせよ質が低すぎる。観る価値なし。
トランスフォーマー ☆☆☆ 結構笑わせてもらった。笑わせてくれるシーンが多くて以外だった。ストーリーは「?」だらけで綴られる娯楽作。ただし・・・映像は凄い!!!それだけでも見る価値あり。ロボットに感情移入も出来るし。続編完璧に出来ますな。しかし・・・・すげ〜映像だった。それだけで男はワクワクする。ロボットの魅力って何歳になっても同じだな〜。わしが子どもなだけか???
怪談 ☆☆ 苦手です。怖いのは苦手です。。。。でも怖いというよりこの作品は恐ろしいと美しいでした。ただやっぱり。。。怖いので・・・。
舞妓Haaaan!!! ☆☆☆☆ コメディー映画はやっぱりこれくらいまでやってくれないと!!阿部サダヲ&堤真一は最高ですね〜。いや〜笑った笑った。。。。久しぶりだなぁ映画でこんなに笑ったの。しかも舞妓の美しさは余すところなく表現してあって映画の質としてもかなりいいと思う。ホント綺麗だった。。ため息が出るほど。
この監督さんは前作が「花田少年史」で途中から伸び伸びになってしまった映画だったのだけど、その名残はあってちょっとしつこさはあるものの、今回の脚本・演出はともに抜群です。これはめっけもんの映画だった。今のところ今年のNo.1!!観に行きましょう!損はさせません!!!
レミーのおいしいレストラン ☆☆ 息子と観に行ったのですが、息子はあまり楽しめていませんでしたね。大人向きの話でした。画像は子ども向きで内容が大人向きというアンバランスさは納得いかないけど、大人にはそれなりにグッと来るものがあるんですよね〜。この監督は「アイアン・ジャイアント」で燃え尽きたのかな?「Mr.インクレディブル」もなに?って感じだったし・・・・。。。
夕凪の街 桜の国 これは☆付けない。広島にゆかりのある人なら観ておこう。出てくる人の名前は広島の地名ばかり。会話の中でも地名はたくさん出てくる。広島へのオマージュも感じる映画でした。でも登場人物は原爆のせいか次々と。。。
「原爆は落ちたんじゃないんよ。落とされたんよ。。」「私たちを『死ねばいい』と思った人間がおったんよ、その人たちはまた一人殺せたと思ってくれとるんかね」
シュレック 3 これも1が物凄い傑作で2が凄い駄作。でも1のことを考えて今回も観てみたけど。。。何のために作ったんだろうネェ。。。これもシュレックというドリームワークスの大スターの為に作る映画ならもういいんじゃない?
ダイハード 4.0 1が傑作で2・3が最高に駄作で久しぶりの作品だからまぁ観てやるかと思ったんだけど・・・途中までは閉鎖されたような空間での出来事になっていたから緊迫感があったんだけど、同じ過ちを繰り返してつまらない映画に仕上げてあります。またブルース・ウイルスのスター映画になっているのもイラン見せ場が多くてげんなりです。1の伝説を薄れさせるのはもうこれくらいにしよう。。。
ボルベール 〜帰郷〜 ☆☆☆ ペドロ・アルモドバル監督の作品は劇場で初めて観た。昔よりタブーは少なくなったけどやっぱりタブーの話だった。深い。この監督の話は深い。そして相変わらず女性賛歌で久しぶりに観てもアルモドバルの映画だなぁという安心感が心地よかった。この独特な色もたまらないなぁ。いい監督だ〜!!
憑神 ☆☆ それなりには楽しかったかな。ストーリーも結構筋が通っていて違和感がなかった。だけど・・・悲しいかな時代劇って制作費がかかるんだろうね。最後の重厚に描かなければいけない所が軽々しい衣装とセットになって現実に引き戻された。。。もったいない。。。限りなくもったいない映画だ。。
大日本人 ☆☆☆ やっぱりまっちゃんは只者ではないね。物凄い「風刺」映画でした。コメディアンであることをちょっと置いておいて映画作りをしてほしいと思わせるだけのセンスはありました。・・・ただし・・・「そのときは彼によろしく」の後では観るんじゃなかったな。。。。。。
でも興味がある方は好き嫌いあるとは思いますが足を運んでみてはいかがですか?ただし責任は負いません。。。
そのときは彼によろしく ☆☆☆☆ 映画的手法がたくさんある映画で、いわゆる「奇跡」に支えられている映画と言えるんだけど、それが鼻に付かないし、その「奇跡」が起こってほしいと心から祈る心境になれる映画です。でも、映画はエンターテイメントだし、それがマッチしいればいいんです。リアリティーを追求する必要はないんだから・・・ただし・・・理学的な見地から考えると「絶対無理!」っていうところは「大丈夫か〜?」って思っちゃいましたが・・・。
映像がとんでもなく綺麗な映像でした。水草もです。アクアマニアは必見だなぁ。水草がはやっちゃいそうな予感がするほどの映画です。しかしADAのグッズはやっぱり綺麗だ。高価なだけのことはあるデザイン性です。
しかし山田孝之君はうまい。子役もとてもうまい。。。。本当にいい映画でした。今のところこの映画が今年のNo.1です。是非ごらんになってください!!
GOAL!2 ☆☆ ドラマはそこそこ面白いんだけどネェ。サッカーシーンが今回はボロボロじゃない・・・・。ちょっと観ていて痛々しかったよ。
パイレーツ・オブ・カリビアン
ワールド・エンド
☆☆ デッドマンズ・チェストであれだけ色々ふりをしておいて結末がこれなんかい!!!
チョウ・ユンファなんて出てくる必然性がないし、あの魔術を持った女の人の存在意義が全くわからん。。。。
がっかりした。。。。
ただし・・・・「デッドマンズ・・」ではなりを潜めていたジョニー・デップの狂人演技が今回はたくさん見れたのでその点は満足!!
眉山 ☆☆☆ 癌の話には弱い。祖母を癌で亡くしているから痛みがわかるので辛いのだけど、この話はそれを通じて死と生をうまく描いてくれているように見えた。
ただ、この作品は意図的なのか監督の思い入れなのか1シーン1シーンが長すぎて若干リズムが悪い気がした。ただその1シーンの中に徳島の勉強仲間の先生が阿波踊りを踊っているシーンがあって、知り合いをスクリーンで観て感激!!こんなことってあるもんなんだなぁって思った。
しかし犬童一心監督はいい「ジョゼと虎と魚たち」「大阪物語」と大好きな作品ばかりだ。これからもっと注目しよう。
俺は、君のためにこそ死にに行く ☆☆☆ なんていう悲しい話なのだろう。泣きすぎて頭が痛くなった映画は「生きる」以来だ。ただ・・悲しいけど悲劇には見えなかった。日本人はこれを「負」として背負うのではなく、肯定的に当たり前に背負うものとして受け止めるべきだと思った。こういう映画が出てくることは語り継ぐ上でとても重要なのではないだろうか。「ムルデカ」や「プライド」など日本人は観ておくべきと思っていた。そういう映画の1本に僕の中でなった映画です。
僕のおじさんも「靖国で・・・」と思ったに違いないから。
バベル ☆☆☆ 深い含みの残る重い映画でした。人間の営みはどの世界に行っても本質的には変らないのになぜ人種や国で隔てられているのだろう。人間はなんておろかなのだろう思わされてしまう作品でした。
確かに話題になるだけのことはある。出番は少ないけど、役所広司さんの演技は本当に含みの多いすばらしいものでした。凛子さんより役所さんが助演男優賞として取り扱われるべき演技だったけど、スクリーンに映っている絶対量が足りない感じだったのでしょうね。
この映画は全く万民受けする映画ではないのでごらんになる際にはご注意ください。「ハンニバル」もそうです。
やはり僕の性に本当の意味でマッチしないので☆1つ差し引いてます。
ハンニバル・ライジング ☆☆☆ スパイダーマンとは逆の悪に近く、猟奇的な主役のハンニバル・レクターなのに、ハンニバルに感情移入してしまうのはなぜ?そして、こんなおどろおどろしい映画なのにイギリス風の拡張高さは保たれていて、なぜか上品と言うのがどうもわからん???何でそんなことを感じるのか??たぶん良質の映画だからでしょう。・・・でも僕の性にはマッチしないので☆1つ減点・・・。
これでレクターがらみの映画で観ていないのは「恐怖の報酬」だけか・・・観なければ・・・。
スパイダーマン 3 ☆☆☆☆ やっぱりサム・ライミ監督は只者じゃない。ヒーロー映画にしてこのストーリーの質の良さはただ事ではありませんね。凄く楽しかったし、凄く時間を短く感じた映画でした。
ロッキー・ザ・ファイナル ☆☆☆ 期待せずに観に行ったのですが、しっかり筋の通った原点回帰した良作でした。身の丈をスタローンは知ったんだろうね。なかなか。特にロッキーに思い入れのある人にはグッと来る映画だと思います。
ブラッド・ダイヤモンド ☆☆☆ レオナルド・ディカプリオのスター映画には変わりないのだけれど、相変わらず彼はちゃんと作品を選んでいるんだ。単なるスター映画ではなく、ちゃんとしたメッセージがあり、しかもクオリティーも高い映画でした。
まぁ一番は大好きなジェニファー・コネリーが観れたことでしたが〜、、、。彼女のスタイルは・・・・好きです。顔もすっごい好きなんですよね〜。。。
東京タワー ☆☆☆、5 正直これがリリー・フランキーのストーリーなのかと思ってしまうほどステキな話。。。ですが・・・そこらここらにある当たり前の話でもあります。小津安二郎チックな映画だと思いました。こういうなんでもない映画が作れるように日本映画業界はなったのだと思うととっても嬉しくなります。
しかし最近オダギリジョーさん・・・いいわ〜。「パッチギ」でもキレキレの演技だったし。。永瀬正敏さん並みの存在感になってきたなぁ。内田也哉子も良かった〜。樹林さんはいうまでもなく。。。いい日本映画とはこういう映画だ!
ハッピー・フィート 0 何だこの子供だまし映画は。これがアカデミー映画だって???
だからアカデミーは信用できんのよ。
映画の質としては去年の「ゲド戦記」以下です。
観る価値なし。
息子と観た3本目の映画でいたが息子も途中で飽きてました。
ホリデイ ☆☆☆☆ イマイチ当たりの少ない今年にこの映画は大当たりだ〜!!!すっごく良かった。悪い点はわんさかある。。。キャメロン・ディアスは今やキュートさを東洋人ならば多分感じることの出来ないレベルのおばさんになってしまった点。ケイト・ウィンスレットは顔だけ見ると相変わらず物凄く綺麗(僕の好みなだけか?)なんだけど、顔と体のデブさかげんのバランスが気になって仕方がない。キャメロン・ディアスがジュード・ロウとベッドを共にした後にがっちりブラジャーを着けているのは状況から考えて全く場面にそぐわない。ジャック・ブラックの映され方が不細工すぎる。また、ジャック・ブラックがせっかく出演しているのに彼にほとんどユーモア演技をさせていない。などなど・・・あるにもかかわらず。それを補って余りある演出と脚本!!これは良い。また、男性陣が大好きなジュード・ロウとジャック・ブラックというところも僕にとって得点が高くなるポイントだなぁ。とにかく演出かな?演出がいい。必見です。
しかし、今僕は人生の転機にいるといえる。このジャック・ブラックという人はノースカロライナに行った時にせっかくだからアメリカで映画を観るのもいいんじゃない?っていうことで観た「オレンジ・カウンティー」に出演していたのを観たのが初めて。この映画は感動した。僕が広島にこだわって仕事をしているのはこの映画のせいかもしれない。そして今の仕事を準備している時に「スクール・オブ・ロック」を観てとても勇気付けられた。そして今回。。。僕にとって不思議な俳優さんです。
蒼き狼 何の為に撮ったの?これだけ金かけて見えたのは製作者が壮大な自然と物凄い数のエキストラを使った撮影をしたかったという意図だけ・・・・。
ストーリーはつながりが悪くて「???」だらけ。。。。こんな映画撮るなら有能な若手に少し金を出して良作を取らして日本の映画業界の活性化に力を入れればいいのに。。。こんな駄作ないぜ。。。
不都合な真実 ☆☆☆ 民主党の宣伝ではないのか?という思いは最後まで観ていて抜けなかったけど、科学的に温暖化の説明がとうとうとなされ本当に怖い映画。
でも観なければ。世の中がそうなっていないのだからまずは民間レベルもしくは個人レベルでCO2を削減しなければ。。。。
ボクは通勤は出来るだけペダルをこぐことにします。
どろろ ☆☆☆ 面白かったけど、やはりまだまだ日本のCGの合成はどうもおもちゃに見える。。。。
怖かった。。。気分が悪くなってしまったのでそれをぬぐう為につづけて「不都合な真実」を観ました。
これも怖かったけど。。。
幸せのちから だから何さ。単なるウィル・スミスのスター映画じゃん。馬鹿馬鹿しい。
それでもボクはやってない ☆☆☆☆ 周防監督の作品なのでちょっと笑う準備をしていったのだけれども、全くのシリアスな映画。
正直、法廷というのは中立なものだと思い込んでいたのだけれども、この作品を観てやはり人間臭い人間の人間らしい営みの場だということを知らされました。
裁判の見方が変わっちゃった。。。。世の中まだ知らないことばっかりだ。。。。


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