三十郎 一刀両断
2009

拙者が2009年に観た映画の五段階評価でござる。
56本!過去最高にたくさん観れたし年だったでござる。
でも・・・あまり良質なものには恵まれなかったかな。

三十郎ベスト 3 2009
ベスト3の下に2009年に観た映画の評価を載せています。
タ イ ト ル 星 数 コ メ ン ト
ディア・ドクター ☆☆☆☆☆ ストーリー・演出・演技・・・どれをとっても他の追随を許さない質がありました。思い出せば思い出すほど心が温かくなる作品というのはなかなかないでしょう。名作を見つけました。西川美和監督の今後に大期待!この作品を観てから興味を持って観た「ゆれる」もとてつもなく良かった。
ウオッチメン ☆☆☆☆、2 ハリウッドらしいエンターテイメントに仕上がっている割に謎が紐解かれてゆくセオリーや、ヒーロー同士の背景やしがらみもしっかり設定されていて丁寧な映画で、びっくりしたし、感動しました。これはレンタルでも是非!
チェンジリング ☆☆☆☆ イーストウッド監督映画はやはりグッと来るし、胸にいつまでも残ります。映画界の宝です。
まさかわしのベスト3にハリウッド映画が2本入っているなんて・・・奇跡じゃ!

三十郎ラズベリー
2009年に観た最低映画です。
タ イ ト ル 星 数 コ メ ン ト
イングロリアス・バスターズ 全く面白くない・・・無理して面白くしようとしている事が痛々しくて辛かった。タランティーノ・・・「パルプ・フィクション」「レザボア・ドッグス」「フォー・ルームス」・・・あの頃の輝きはどこに・・・。もう映画を撮ってほしくない。


 2009年に観た作品 
タ イ ト ル 星 数 コ メ ン ト
宇宙戦艦ヤマト
復活篇
☆☆ 馴染みのキャラクターが出てくるのは嬉しいんだけど、新しい登場人物に感情移入がどうしても出来ずに終わってしまった。。。。展開も何だか腑に落ちないけど、まだ続編があるから、それに期待してみるか!
しかし映像は凄かった。
思い入れがある人はでも是非♪
パブリック・エネミーズ ☆☆☆、7 淡々と語られる感じの「男の生き様」を軸に描かれたすばらしく丁寧な出来の映画でした!ジョニー・デップ氏はもちろんのこと、出ている俳優さん女優さんの演技がいいこといいこと!マイケル・マン監督の手腕がいかんなく発揮された作品で、さすが「ラスト・オブ・モヒカン」の監督だと思った。
ジョニー・デップ氏を観るだけでも満足できるはず。でも作品としても合格点以上!!
お勧めです。
カールじいさんの空飛ぶ家 ☆☆☆ 言われている通り、ジブリの「ハウルの動く城」がディズニーに対するオマージュだったのに答えたような、ディズニーからジブリに対するオマージュで溢れています。おじいちゃんと家が動くというのはまさに「ハウル・・」ですからね。いくつジブリの場面が見つけられるかという楽しみがあります。
でも、作品としてはいい娯楽作になっていて、かなり笑えたし楽しめた。ピクサーはショートムービーに変な大きい鳥を出すことを好んでいたから、この作品で長編にそれを出すことが出来たことにも達成感があるんじゃないかな?尺の割りに短く感じるところも映画として完成度の高さを感じられます。お勧めです。
でも、「トイストーリー」「モンスターズ・インク」「カーズ」ほどの傑作ではありません。・・・あしからず。
イングロリアス・バスターズ タランティーノはもう映画を作らなくていい。「レザボア・ドッグス」「パルプフィクション」のような名作はもう無理なようだ。俳優行とソフトバンクのCMで侍役にこれからはもう徹してください。
久しぶりに全く面白くない映画を観た。
曲がれ!スプーン ☆☆☆☆ 本広克行監督はこれまでの映画が非常にしょーもなかったので、期待はしていなかったのだけど。。これは良質なスクリューボールコメディーだった。笑ったし、心も温かくなった。原作が舞台なので、低予算だったせいか自由がきいたのだろうけど、それにしても面白かった!
ただ、三谷幸喜監督の「12人の優しい日本人」風で、明らかにこれを参考にして映画を撮ったように見えたけど、それでも優れているものは優れている。
笑いたい方は是非!カップルの方はもっと是非!!
2012 ☆☆、5 ハリウッドの安心安全なパニック映画って感じ。結末は映画を10分観ればわかるから、後はこの脇役は死んでほしくない・・・というドキドキがこの映画の一番のスリルだったかな。。。でも・・・映像は凄かった!!!さすがハリウッド映画!そこは凄いと思った!!確かにそれだけを観るだけでも価値はあるかも?!
ゼロの焦点 ☆☆☆ 犬童一心監督の映画だから、完成度が高いのは言うまでもない。でも、この原作はミステリーのジグソーパズルのピースがはまりすぎてまとまり過ぎなようなのが残念だったけど、戦後の悲哀を描いた優れた松本清張氏の作品だということはわかった。でもヤッパリ「砂の器」には及ばないみたいだけど・・・本当に良かった。
なくもんか これも笑ったは笑ったけど、痛い笑いが多かったなぁ。この監督は前作の「舞妓Haaaan!!!」は面白すぎたけど、今作は前々作の「花田少年史」のようなまとまりの悪さで、コメディー映画にしては尺も長すぎるし、これは失敗作。。。小ネタをたくさん描きたいのはわかるけど、三木聡監督のような才能ではないようなので、よせば良いのにと苦笑いをしてしまう。この監督さんは前作で才能を知っているつもりなので、身の丈で映画を撮ってほしい。あと瑛太氏もコミック演技が出来ていないともいえた。・・・残念。。。
クリスマス・キャロル ☆☆☆、5 初めて3D映画というのを観たんだけど、この映像って凄かった。新しい楽しみを見つけたって感じ。物語については、キリスト教の思想を持たない僕には共感が難しいけど、この物語は原作自体がおもしろいのと、この映像にディズニーのエンターテイメントでなかなかの仕上がりでした。お勧め映画です!
でも子ども向けに見えて子どもには怖すぎる映画なので、その点はご理解の上、大人でご鑑賞くださいね♪
原作が同じな「3人のゴースト」をまた観たくなった!
僕らのワンダフルデイズ ☆☆ 笑いが痛い・・・。笑いを狙いすぎた竹中直人さんの演技と編集になっていて残念。。。話自体は途中ですべて読めてしまうけど、音楽が良いのでそこは少しポイントアップ。久しぶりに大好きな稲垣潤一さんを見れたのはラッキーな気分だった。
ヴィヨンの妻 ☆☆☆☆ 根岸吉太郎監督って全く知らないんだけど、まぁ上質な映画だった。これなら確かに賞をとってもおかしくない。太宰治を忠実に映画にしたという感じで、日本がよく表されていたように思った。また、浅野忠信氏が演じているのは太宰であって、松たかこ女史が演じているのは太宰が精神病院に入院するまでの太宰の妻であることは押さえておかなければならない。ここから・・「人間失格」につながるのです。深い太宰の世界に触れられて大満足な作品でした。
お勧め・・・とは言いにくいのですが・・・観る人によってはダメージがありそうなので・・・。でも・・・お勧めにしておこう。
沈まぬ太陽 ☆☆ 原作の長さを考えるとこの尺になってしまうのはわかるけど、途中休憩が入る映画は「七人の侍」以来のような気がする。ただ・・・出来としてはどうなんだろう。十分ドラマに共感が出来たし、三浦友和氏の演技はこの上ない物だったけど、やっぱり渡辺謙氏のスター映画になってしまっているような気がするし、この人の歌舞伎のような演技はどうも大げさすぎて納得できないのは僕だけか???
ただし・・・いい映画なんですよ。。。これは僕がそう評価したというだけです。お勧めではあります!
私の中のあなた ☆☆☆☆ 久しぶりにハリウッド映画に感動した。昔「フィールド・オブ・ドリームス」を観て感じたような感動だった。子どものリアリティーから考えるとストーリーには若干無理があるけど、プロモーションで売っている「子どもが親を訴える・・」という話なんか見るとどうでも良くなってしまう。これは間違いなく傑作の部類でしょう。白血病・介護犬・LD・てんかん・クローン・・・・社会的な啓発に飛んでいるところもすばらしい。またありがちなスター:キャメロン・ディアスが出ていることによるスター映画にも仕上がっていない。家族ドラマであり、もっと深いところへも切り込んでいるこの映画・・・良かった。・・超おすすめです!
カイジ
人生逆転ゲーム
☆☆ 藤原君の演技力とマルチな香川照之氏のすばらしさに☆おまけ。。。ご都合主義もいいところ。。。ストーリーが成り立っていないって・・・。でも・・最後のカードゲームのシーンの演出はちょっと面白かったので、☆をもう一つおまけ・・・。それくらいの作品です。
さまよう刃 原作を読んでいないからなんとも言えないんだけど・・・ちょっとリアリティーがないと思った。あれじゃ警察にすぐ捕まっちゃうでしょ。それと雪がある場所では、あるときは雪があり、あるときは雪がない・・・。。。」明らかにフィルムがつながっていませんが???」と思わせるシーンが多いこと。。。観る側を馬鹿にしてはならないよ。。。
東野圭吾氏の原作であれだけ話題になったのだから、原作の質は抜群のはずなのだが・・・。主人公の寺尾聡氏のスター映画に描きすぎたのではないだろうか?
ただし!!竹之内豊氏&伊藤四郎氏はとっても良かった!!そこに☆1つ!!
カムイ外伝 ☆☆☆ さすが崔監督の映画だけあって描写に遠慮がなくてよかった。また、大好きな松山ケンイチ氏はもちろん、伊藤英明氏も良かったね〜。・・・でもただ金をかけただけの「火天の城」の城のセットなどを見た後だっただけにか、それらやCGがちゃっちすぎたのが妙に残念だった。話し自体は本当に辛いけど。。。面白かった。
火天の城 信長だけ光っていた。これだけプロモーションしてこれだけ面白くなく、しかもご都合主義でよく作れたもんだ。。。ワイヤーアクションなんて要らんじゃろ?!・・・がっかりもいいところ・・・。
ペンギンの問題
デュエルマスターズ
☆☆☆ 日本の児童向けアニメが上質だということを久しぶりに感じた。展開がわかっていても、この感動と満足感はまさにプロの技!面白かった。
キラー・ヴァージンロード この頃期待はずれが多すぎる!!!大好きな俳優:岸谷五朗氏の監督作品ということでちょっと観ておこうと思ったのが間違いだった。。。苦笑いの連続だった。日本映画業界が潤っているからと言って誰にも彼にも映画を撮らせていいってもんじゃない。こんなことを続けていると一時期のような日本映画氷河期がまた来てしまうぞ。。。
しんぼる 笑いで終わらないところが中途半端だと思った。「大日本人」の時も思ったけど、松本仁志監督ってヤッパリ凄くまじめなんだろうと思う。でも・・・笑わせるなら笑わせる。。。シリアスにならシリアスにで行ってほしい。その点で中途半端だと思った。前作の方が断然好き!
20世紀少年
<最終章>ぼくらの旗
☆☆☆ 3部作の中では一番面白かったしこれでまとまった感はあるけど、やはり尺の問題で描き切れていないところと、2作目であれだけ目立ったキャラクターがほとんど活躍しないのはもったいないとしか言いようがない。しかし唐沢氏の演技は光る。大好き。
ホッタラケの島
遥と魔法の鏡
この作品をCGで作らなければならない理由と、これを映画にしなければならない理由がわからない。「ベクシル」を観た時と似ている。出てくるキャラクターもキャラが立っているのに描き切れていなくてもったいないし・・・どこを評価していいのかわからない。
ボルト ☆☆ プロモーションを観て想像できるストーリー以上のものはナシということで・・・・。息子・娘が喜んだので、☆はおまけ。。。
アマルフィ 女神の報酬 何だコリャ?このロケーションで映画が撮りたかったのと、ベッソン風に仕上げたかったのがバレバレ・・・。
西谷弘監督は、「県庁の星」「容疑者Xの献身」が抜群だったので期待していたのに・・・残念だ。。。こんな質の低い映画を撮る監督ではないと思うのだが・・何か映画作りのバランスを崩す何かが影響したのかも。。。返す返すも・・・残念だ。。。。今後に期待で☆1つ。。。
ディア・ドクター ☆☆☆☆☆☆ こんなすばらしい映画にまためぐり逢うことが出来たことに感動しました。ほぼ完璧な映画です。「無医村」の話なんだけど、それを元に人間の深いところを描き出していて、その環境から導き出されるであろうと想像できる範疇をはるかに超えた映画でした。また出てくるキャストさん・・・鶴瓶さん・瑛太さん・余貴美子さん・井川遥さん・香川照之さん・八千草薫さん・・・すべての方がこの上ない演技をしているなんて奇跡としか思えない。そして、コミック演技の多いこの黄金コンビ岩松了氏・松重豊氏をシリアス演技で魅せる監督の力量って!!・・・凄いと思います。しかし・・・このコンビ大好き!あぁ。。。また「転々」が観たくなった。。。。
ただ1つ難言うならカメラアングルの為に受話器を持ち替えてカメラ映りがいいように耳を変えて電話をするシーン。人間は受話器を一方の耳でしか上手く聞くことのできない利き耳があるので、これは人としてほぼありえないことです。・・・これだけ。これだけです。ミスは。・・・でも映画の演出上全く問題はないので、映画的手法としてこれは全く問題ないたいしたことのないことです。(←なら言うな?)・・・でも、「これだけ」っていうことを伝えたかった。それだけ完全無欠の映画です。
さすが是枝監督の弟子の西川美和監督・・・しかも広島出身!!!直木賞候補!!
そんな贔屓は全く必要なく、ここ5年来では僕にとって1番の作品です。多分この作品で今年の僕のNo.1は決まりでしょう。2年前の「天然コケッコー」以来の衝撃です。
これは観ておきましょう。
・・・明日は7月1日ファーストディ・・・映画1000円の日です。もう一回この作品観ます!
・・・そして2回目を観てきて一言。。。本当に丁寧な映画で、2回目も全くのめりこんで観ました。また1回目で見えなかったものにも気付き、今回の方が号泣してしまった。。。。観る人によって観え方が違う映画なのかもしれません。・・・それだけ芸術性の高い意味合いがいろいろとつく映画ということでしょう。本当にすばらしい!!
・・・もう一回行ってもいいくらい!
皆さんも是非!!!是非是非!!!!!
トランスフォーマー
リベンジ
☆☆☆ 息子と観たけど、まぁ面白くはあるんだけど、相変わらず下品だね〜。映像はすごい!でも・・・話はそれでいいか?みたいな感じだった。1作目の方がアクションは断然優れていたね。・・・でも笑った。エンターテイメント性は抜群!!
愛を読むひと ☆☆ ケイト・ウィンスレット女史はオスカーを取っただけの演技はしていたけど、作品としてはよくありそうな都合のいい映画だった。女史が脱いでいる必要性も?・・正直あまり見たくないというか・・・って感じだった。
期待してみると怪我するね。
剱岳 点の記 ☆☆☆、5 いい映画だし、挑戦というか、使命というかというところで歯を食いしばった人たちのドラマがとてもすばらしく描かれていたし、何よりカメラマン出身の木村大作監督作品だけあって・・・映像がこんなに綺麗な映画はあまりないだろう。映画館で観る為の映画に仕上がっていたと思う。
ただ・・・この撮影チームは「ホタル」でもそうだったけど、とにかく軍部への憎悪が強すぎて、そこが鼻につきすぎる。。。自分たちの感情は必要最小限にとどめておいて欲しい。映画のバランスがそれで崩れている。。。そこが残念。
しかし・・もう日本映画には浅野忠信氏・松田龍平氏、そして・・・香川照之氏・・・絶対に欠かせないこの3名・・・凄い!!!
ターミネーター4 ☆☆ もうターミネーターのイメージを壊さないでくれ・・・。上映後他の観客が「突っ込みどころ満載だけど、ターミネーターだから許す」と言っていたけど、、、そう僕も考えることが出来るけど、それでもひどくつじつまが合わないところがある。ひねりがあって面白いところもあったけど、でも、、、そうなっちゃう?・・・ハイキングウォーキング・・・って幹事でびっくりした方が多かったかな。でも、80年代仕様のシュワちゃんを観れたのは嬉しかったかな。
まぁどうでもいい映画、2で終わっておけばよかったんだよ。。。
ハゲタカ ☆☆ 株のことをほとんど知らない僕にはわからないところがたくさんあった。まぁ金にも心をっていう時代を喚起する作品だったのかな。安易な作りだった。
・・・なんでこの作品映画で作らなければならなかったのかな?TVドラマで十分なんじゃないかな??。配役ももったいなかった。。。柴田恭平氏は特に・・・。
スター・トレック ☆☆☆☆ 新しいカーク船長率いるエンタープライズの旅立ちだ!!最近既在の物語の始まるちょっと前を描く作品がとてもはやっているのだけれども、その中でも飛びぬけて出来のいい、後に何が起こっても新しい物語として受け止めることが出来る抜け目のない物語に作ってあって、大満足!!!・・・特には・・・スタートレックと言えばMr.スポック・・・レナード・ニモイ氏なしには・・・と思う人は多いと思うけど、そこも満たしてくれていて、大満足!!
これからの展開が楽しみ!!!
あ・・・僕が大のスター・トレックファンだと言うことを割り引いてこの寸評は読んでくださいね!
でも・・・大満足!!!・・・お勧めです!!
しかしDr.マッコイ役の俳優さんがそっくりでたまげた。。。
天使と悪魔 ☆☆ 「ダビンチコード」の時も思ったんだけど、話が上手く繋がり過ぎて事件が解決していくので不自然至極。その点で楽しめ切れないところがあるけど、前作より脚本が良くて、ひねりは効いていたけど、話は読めたかな。。。
ユアン・マクレガー氏&トム・ハンクス氏の演技が光る作品だったので、その点では満足かな。。。
おっぱいバレー ☆☆、5 監督が羽住監督でなかったらまず観ていなかっただろうなという作品。監督手腕でここまで仕上がったという作品かなと思った。この監督の作品「逆境ナイン」「海猿2」「銀色のシーズン」・・・大好き!「海猿1」は超駄作だけど。。。
しかし・・・しかしだ。。。これを映画館で上映する必然性ってあるんだろうか?最近スクリーンで観せるべくしてという映画が少ないことに少し日本映画バブルのやりすぎを感じる・・・。このあたりしっかりして外れ映画を少なくしないと作りすぎでまた氷河期が来るぞ。。。
綾瀬はるかさんはコメディー演技がうまい!これはもうこの路線で行った方がいいよ。そして青木崇高さんはどこで観ても存在感があっていい!!この俳優さん注目だね!!
映画会社にお願い:映画館にはいる前に「『おっぱいバレー』お願いします・・」とチケットを取るのは非常に恥ずかしかったので、ネーミングには極めて気をつけていただきたい。。。
スラムドッグ$ミリオネア ☆☆☆ ダニー・ボイル監督作品だけあって、面白かった。マサラムービーっぽさがないと思ったら・・・なんていう演出もあって、観終わってこの爽快感は凄い!「観る人の欲求をすべて満たしてくれる」という意味でエンターテイメントとしてすばらしい作品でした。細部も丁寧でさすがという感じだったけど、そのディメリットで、「話が出来すぎ」というところもあり、その点で高得点をつけられない感じの作品です。でも・・・ほんと面白かった!
しかし・・・監督の前作「シャロー・グレイブ」「トレインスポッティング」のクオリティーから考えると、そこまでは及ばない作品。
やはりアカデミー賞というのはそんなもんか?!
バーン・アフター・リーディング ☆☆ コーエン兄弟に外れなしは僕の持論ですが・・・。この作品は面白いんだけど、複雑にいろいろなものを絡ませすぎていてはっきり言ってわかりにくい!!笑えたけど、「オー・ブラザー」の時みたいに大笑い出来なかった。
どんな巨匠でも・有名チームでも・・でも失敗はするのだと思った作品でした。
釣キチ三平 ☆☆☆☆ 思いのほか良くって・・・。演技には少々目をつむらなければならないところもあるが・・・。キャラクターの身の振り方など原作のイメージどおりで原作が好きな僕としては凄くグッと来たし、話の筋が通っていて、ありきたりな主題かもしれないけど、とても感情移入できて観終わった後の爽快感と来たらなかった。
さすがアカデミー監督と思った。・・・アカデミー賞は嫌いだけどね。。。でも外国語映画賞には「ニューシネマパラダイス」「イル・ポスティーノ」・・・・本当に優れた作品が多いんですよね〜。
でも個人的には・・・「おくりびと」よりこっちの方が優れていると思った。日本文化は今世界の大ブームだから、それに乗っかったところもあるだろう。
ザ・バンク −落ちた巨像− ☆☆ こんなんあったら怖いデスね〜って思った。でも世の中の構造って結構こんなもんかも知れません。
映画として演出が地味で、お金をかけている割には華がなくて、話も複雑でメリハリがなく、観にくかった。
でも・・・世の中のシステムを仮説で楽しむ分には十分!こういう視点も持たないといけないのだろうね。
ウオッチメン ☆☆☆☆、2 これぞハリウッドという予算をかけた映画で、内容も世の中のよくある割り切れない話を題材として上手く扱ってあって切なかった。設定に1つムリがあるのだけれども、あまりにもえげつないバイオレンスシーンなんだけど・・・。それを補って余りある出来でした。久々にハリウッド映画でパンフレットを購入しました!
お勧めです!!
マダガスカル2 ☆☆☆、5 これは面白かった!!!笑った笑った。
それだけなんだけど、これだけ笑わせてくれればもう大満足。・・・そして息子も大喜びしていました!!
親子で観るにはとってもお勧めです。
ドラえもん
新・のび太の宇宙開拓史
☆☆ 「のび太の宇宙開拓史」は僕が始めて劇場で観たドラえもんの映画だったのですが、原作が優れていたのだなと改めて実感して楽しめました。でも、星数が少ないのはその原作のよさに要らないものが付け加わっていてまとまりが悪くなっていたから。。。
でも懐かしかった♪
ワルキューレ ☆☆、5 まぁ可もなく、不可もなく・・・って感じ。正義を正義を貫く方が尊いけど・・・。というような切ない話だったけど、描き方がありきたりで・・・。今のアメリカには観ておきなさいっていう映画だったね。今アメリカは顔が変わってクリーンに見えるようにイメージ操作しているけど、やはり継続される国策・・・。正義なんて存在しないけど、正義に近い存在はどこの国なんだろう・・・なんて考えてしまった。アメリカではないはず。
ホノカアボーイ ☆☆☆☆ なんとも癒される映画でした♪とっても好み。まずは。。。まぁ長谷川潤さんが可愛かった♪出演者のどなたへも写し方がとてもよくて活き活きして撮れていた。松坂慶子さんもあんな綺麗なんだね〜。。
画面の話はさておき・・・本当に含みの多い多くを語らないユーモアに満ちた作品に仕上がっていました。
観るだけで「低予算」とわかるレベルなのにこの質はまさに芸術的だと思う。お勧めです!!
ヤッターマン ☆☆☆ 完全に大人向け映画ですね。まぁ気持がいいほど下品!!!!とても子どもと一緒には観れないよこれは・・・。でも、タツノコへのオマージュをとても感じる心地よさだったし、遠慮がなくていい!!!何より、どれだけ金かけたんだろうという贅沢さがたまらなくいい!!!
物語的には1作目にありがちな方向付かずでまとまりが悪いんだけど、今後に期待!!!
何回も言いますが・・・青少年と観に行ってはなりません。下品です。大人がグフッって笑う為の作品です!!!ご注意を!!!
ジェネラル・ルージュの凱旋 ☆☆☆☆ 前作の「チームバチスタ・・・」よりずっと面白い!実際医療現場の人が見たらどう思うのだろうとは思ったけど、今社会で取り沙汰されている問題事でもあるし、凄く興味深く観たし、竹内結子さん・阿部寛さんの演技は前作同様かみ合っていて面白い面白い!!でも圧巻はやはり堺雅人さんの演技!!!・・・凄かった。こんな実力者がまだまだいるとは・・・。日本映画の爆進はまだまだ続きそう!!
激しくお勧め映画です!!!
でも前作を見られていない方は是非前作を観てから!!その方が楽しめるはずです。
ベンジャミン・バトン この映画が凄いのは、特殊メイクと「テルマ&ルイーズ」の頃のブラピに会えること。
それのみ・・・長いし面白くないし久々にこれだけ退屈した・・・話題になるような作品じゃない。。。なんでこれが騒がれるんだ?!だからハリウッドスター映画は嫌いだ。
マンマミーア ☆☆ 確かに楽しいけど、ストーリーが安易過ぎるし、俳優の格で物語の中での待遇が変わってくるのはどうか?そして・・・・何がとは言わないけど。。。正直頑張ってももう見苦しい・・・。「恋に落ちて」の頃じゃぁないんだから・・もう。。。
でも・・・ABBAの音楽への思い入れは凄い!最初にイントロだけ聞かされてフラストレーションに陥らせた「ウオータールー」は見事に最後には満たしてくれるサービス精神の旺盛さには関心!!でも・・この曲って英のジグ・ジグ・スパトニックっていうバンドが80年代にカバーして僕は知った曲!ABBAって偉大だ!
でも眠かったよ。。。映画は・・。。。。
チェンジリング ☆☆☆☆ 誰一人として心の動きを無駄にせず描きこんであるこの作品。。。なんて深いんだろう。。。そして、実話が元なんて・・・考えられない。
誰も彼も演技がいい!特に主演のアンジョリーナ・ジョリー女史&牧師役ジョン・マルコビッチ氏の懐の深さにはもうただただ尊敬するのみ。。。。また「17歳のカルテ」と「二十日鼠と人間」を観直したくなった。でもズラはちょっと似合ってなかったけどね・・・。
イーストウッド監督万歳!!今世界の宝と言える監督さんになったと思う。出す作品作品すばらしすぎる!!こちらも「ミスティック・リバー」を観直したくなった。
超お勧めです!!!
少年メリケンサック ☆☆☆ 笑った笑った!!おすすめだけど、前作の宮藤官九郎監督作品「真夜中の弥次さん喜多さん」同様、尺が不必要に長いし、作品に品がない・・・。でも笑える。ついでに「真夜中の・・・」は観る価値がないほどつまんないから観なくていいです。
・・・この人は「GO」、「ピンポン」と・・・脚本で光る人なので、身の丈にあった分野だけでこの世界に君臨してほしい・・・。
でも・・・笑った笑った・・・おすすめです!!
人間が集まるとコミュニケーションの難しさも痛く感じた。。。
旭山動物園物語
ペンギンが空を飛ぶ
☆☆、5 さすがマキノ雅弘監督映画だから平均点はある。なかなか考えさせられる映画だったけど、この映画を作る理由って・・・???わからない・・・でも・・・結局は思い+ラッキーがあったという結果なんだね〜なんてこの動物園の成功を思ってしまった。やはりタイミングか・・・と思った。
チェ 39歳別れの手紙 ☆☆☆☆ 観れば観るほど切ない。。。この「チェ」に関しては2作続けて観ないと全容がわからないだろう。チェでさえなしえることが出来ない・・・。これは多分アメリカに対する批判も入っているのだろう。
深い。限りなく深い。さすが巨匠スティーブン・ソダーバーグ監督!!
映画を観進めるに従い、結末に近づいてほしくない憤りと、観終わった後の余韻は僕の心に間違いなく残る映画ということだろう。2作共観られることをお勧めします。
この映画が好きという方は是非「トラフィック」もご覧になってください。心にグッと来るはずです。
20世紀少年
第2章 最後の希望
木南晴夏さんがミョーにかわいかった上に、小泉響子役が漫画のキャラクターと激似だったことに☆1つ!
作品は1作目を観たのでお情けで見たんだけど、ヤッパリ実写じゃぁあまりにもリアリティーがなくて観ていて感情移入できない。こたママさんのおかげで20世紀少年は読破することが出来たのだけれども(こたママさんありがとう!!)、漫画にはまだ想像力を使って頭の中で絵からその物語の世界を創造して膨らます要素があるから楽しめるけど、実写となるとそこがもう働きにくくなるんだろう。結構原作を大切にしているけど、デビルマンの実写映画を観た時くらい興ざめ。
堤幸彦監督は天才なのに・・・もっといい題材を渡してあげてください。。。。これだけ制作費かけてあれじゃぁ。。。
誰も守ってくれない なんとも雑な映画だ。。。つなぎ方を意識していないからこういうことになるんだ。。。。前の日に建物の前に人がたくさんいたと思ったら、次に日には誰もいなかったり、意志が投げ込まれて窓が割れたのに、次に日にその割れた後が小さくなっていたり。。。それじゃぁ劇中に醒めちゃうよ。。。モントリオールで脚本賞をとったらしいが、モントリオールがこれまで排出した作品は相対したものがないぞ。権威主義に惑わされるなかれ。
背骨になっている題材がこれだけいいのに、映画のトータルとしてこんな作品になってしまうのは残念すぎる「誰も守れない」のように2時間ドラマで十分な作品だった。
ただし・・・志田未来さんと松田龍平さんの演技はすっごくいい!!!天晴れ!!そこに☆1つ!!
ザ・ムーン この映画を評することは意味がないと思うので、評さないが、「月への思い」の塊=アポロ計画を堪能したという思いだった。
また、この映画の監督ロン・ハワード氏の「アポロ13」をまた観たくなった。この作品もとっても面白かったなぁ。そして今話題の「20世紀少年」にもつながるし、名作「ライト・スタッフ」にもつながり、アポロというキーワードの影響力を思い知った気がした。
チェ 28歳の革命 ☆☆☆☆ この映画の監督スティーブン・ソダーバーグ氏は大好き!!特に「トラフィック」は僕の中では永遠の名作!!ただし、描き方が入り口がかなり高い監督なので、物語への感情移入に時間がかかるのは相変わらずだった。でも・・面白かった。これは絶対お勧めだ。
日本人全員がこの2部作を観るべきだ。
ピュ〜と吹く!ジャガー
いま、吹きに行きます
☆☆ フロッグマン氏は大好きなんだけど、原作を知らないというのもあるせいかいまいち笑えなかった。
地球が静止する日 この映画のつまらなさと、コテコテの誰にでも想像できそうな展開こそ静止してくれと思った。
ジェニファー・コレリーさんのビジュアルが大好きなので、そこに☆1つ!!・・・でも、彼女を出すのなら「ブラッド・ダイヤモンド」の時のような色っぽいグッと来るような描写でお願いいたします。そこが好きなので。。
↑アホな発言だ。。でもそうなんだもん。。。でも・・・それくらいしか話題に出来ない映画というのも悲しい。。。
ユーモアが足りないんだよ。


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